治具にしっかりとセッティング
治具(じぐ)とは加工をする際に正確な溶接ができるように、製品を取り付けそれに対して正しい位置にロボットアームを誘導する工具です。すなわち治具にしっかりとセッティングがされていないと、精度の高い溶接加工ができません。アーク溶接により高品質の製品を製造するための第一歩が、この治具へのセッティングということになります。
工員には繰り返し指導し、徹底を図っています。
溶接の強度をチェック
接合部分にタガネで圧力をくわえ、母材の破断状態で溶接の強度を確認します。
この強度チェックは毎日の始業前点検を含め定期的に実施し、品質の保持、さらには改善へとつなげています。
※矢印の指す箇所が接合部です。
完成品
冷却シュートで冷却して完成です。
完成した製品は車のサスペンションとして使用されている、板バネを留める部品です。
左の写真のように複数の工程を経て、1つの製品が生産されました。
各々の工程で正確な作業をして、次の工程へとバトンタッチをしていきます。